社団一葉会佐用共立病院

共立ほのぼの日記

検査科での学びと…(執筆者:臨床検査科 臨床検査技師 尾崎)

2025/08/01

皆様、こんにちは!まだまだ暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?

今月のほのぼの日記を担当させていただきます、臨床検査科の尾崎です。新卒でこの病院に就職して、気がつけば14年が経ちました。その間、2回の育休をいただき、現場での経験年数としては11年くらいになります。

小学1年生と年少の息子たちの子育てに奮闘する毎日ですが、病院には本当に感謝しています。お休みの融通をきかせてもらったり、託児所にお世話になったり、家族にも助けてもらったりと、本当にありがたい環境で働かせてもらっています。

現在、当院には8名の臨床検査技師が勤務しており、皆様の健康をサポートさせていただいています。

今回は私の今の主な担当の検査を簡単に紹介したいと思います。

* 生理検査

 ・心電図…心臓の病気(不整脈など)の簡単な検査です。(所要時間:1~2分)

 ・エコー検査…頸動脈、お腹、心臓などを、ゼリーをつけたプローブを当てながら詳しく観察します。(所要時間:20~30分)

 ・脈波検査…血管の硬さや、つまりの程度を調べる検査です。(所要時間:約10分)

 ・肺機能検査…肺活量などを調べます。タバコ等が原因の肺疾患もこちらの検査で分かります。(所要時間:10~15分)

 ・睡眠時無呼吸検査…機械を自宅に持ち帰っていただき簡単に検査をするものと、入院での精密検査の2種類があります。

* 一般検査

 ・尿検査…腎臓や膀胱などの疾患を調べます。尿沈渣では、顕微鏡で観察しています。

 ・便潜血検査…便に血が混ざっていないかを調べます。大腸癌のスクリーニング検査です。

* 内視鏡検査の補助業務

 ・胃カメラや大腸カメラで、医師をサポートしたり、ファイバーの洗浄・消毒を行ったり、患者様のサポートを行います。

 

他にも当院では様々な検査を行っています。健康診断の結果で気になる数値があった場合は、そのままにせず、必ず医師に相談してください。早く見つけて、早く治療することが、健康を保つためにはとっても大切なんです。

先日、上司と新入職員の方と一緒に兵庫県医学検査学会・西播地区研究発表会に参加し、色々な研究発表を聞いてきたのですが、その中の講演で、ある講師の先生が「病院にいる臨床検査技師が、ただ正確で速い検査結果を出すだけの時代はもう終わり。検査結果がきちんと診療に活かされないと意味がない」とおっしゃっていました。本当にそうだなぁと思って、とても印象に残っています。

これからも、皆様の健康を支えられるよう、日々勉強していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

   
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