ようやく冬らしくなり四季を感じられる事に少し安心感をおぼえたりもしますが、インフルエンザやコロナ感染症には気を許す事は出来ず、体調管理には安心感は禁物ですね。
自己紹介が遅れました。四月から訪問看護ステーションで務めています児嶋です。
訪問看護での役目の一つとして利用者様の体調管理があげられますが、訪問していてよく相談されるのが“便秘”についてです。最近では“腸活”と言う言葉が使われる程、幅広い世代に注目され、高齢の方だけの問題ではなくなっています。
便秘解消と聞けば“出ればよし”と下剤などの薬に頼り終わりそうですが、“腸活”とは腸内環境を整える事を目的とした活動で、その内容は幅も広く奥も深いです。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌など数百種類、約40兆個の細菌が生息しており、これらのバランスや多様性を保つことが腸活の目的です。
腸活によって期待出来るメリットは便通の改善・免疫ケア・肌荒れの緩和などがあり、腸内細菌とかかわりがある疾患には、認知症・肥満・うつ傾向・不眠症などが挙げられています。
腸活の方法としては、食物繊維やオリゴ糖が豊富な食材を摂る・発酵食品を摂る・サプリメントや整腸剤を活用する・適度な運動を取り入れる・マッサージ・十分な睡眠を取るなどが挙げられます。
腸内環境に悪影響をもたらすものとして、偏った食事・ストレス・睡眠時間の乱れや不規則な生活・運動不足などがあります。
腸内環境を整える事でメリットは沢山あります。出来る事から始めて免疫力をあげ、インフルエンザやコロナから身を守りましょう。