皆様こんにちは(=゚ω゚)ノレントゲンを撮る人(放射線技師)の吉田です。
まず、はじめにレントゲンを撮る人達の仕事を紹介したいと思います。
当院の放射線科は4人体制で、それぞれが全ての検査をローテーションで行っております。就業時間には、機械の始業点検、申し送りが終わっておりスムーズに勤務に就くことができます。また、放射線科からすべての検査室が繋がっており業務状況によって空いた時間には先輩技師や医師と一緒に自己研鑚に励んでいます。
当院における診療放射線技師の仕事は、風邪の症状や腹痛などで撮る胸部・腹部又、骨折の診断を行うための【一般撮影(レントゲン)】をはじめ、体を輪切りにして、体内の変化を描出し、診断する【CT検査】や【MRI検査】があります。またその他バリウムという造影剤を飲んで行う【胃透視検査】、骨粗しょう症の診断を行う【骨密度検査】などがあります。
冒頭で【レントゲンを撮る人】と書きましたが、放射線技師の仕事は撮影だけではありません。当院の放射線科ではチーム医療の一員として、撮影した画像を一次読影し、Ⅹ線画像はもちろん、一次読影した情報を提供し、医師の診断に対する補助的な仕事もしています。
さらに昨今のCOVID19の対応として放射線科も画像診断で携わり、発熱又はコロナ症状の患者には厳重な対応を迫られています。
当院のとてもとても厳しい規則と自己管理指導により、当院職員では感染が無いため、もし自分が第1号になったら…と思うと夜も眠れません。(実際ぐっすり寝ていますが)
最後に被ばくのことを話したいと思います。
よくある質問で「先月もレントゲン撮ったけど何回も撮って大丈夫?」というものがありますが、実は放射線を浴びる場所は病院だけに限りません。日常生活を送っているだけで食べ物や空気、地面から発生している自然放射線で被ばくしています。日本では平均して1年間に約42回の胸部Ⅹ線検査を受けたのと同じくらいの放射線を浴びています。(1年間の自然放射線被ばく線量=2.1mSv・1回の胸部レントゲン被ばく線量=0.05mSv)
「被ばくが怖いからレントゲン検査を受けたくない」と考えている方は、「人類は誕生以来、常に自然放射線を受け続けている」という事実を知れば、恐怖心も薄れるのではないでしょうか。