もう少しで待ち遠しかった春が来ますね。
外来看護助手の井村です。主に眼科で検査助手をしています。
今日は眼科のお話、視野検査について書かせていただきます。
視野検査とは、まっすぐ見た状態で上下左右、どのくらいの範囲が見えているかを調べる検査です。検査の結果で、眼疾患、緑内障、視神経病変、脳疾患などの病気が発見されます。
視野検査は大きく分けて“動的視野検査”と“静的視野検査”に分けられます。動的視野検査は検査員が指標(光)を動かして、どのくらいの範囲が見えているかを調べます。静的視野検査は色んな明るさの小さな光がついたり消えたりするコンピューターの検査です。どちらの検査も暗室下で行い、患者様は光が見えたらボタンで合図をしてもらいます。時間は個人差がありますが20~30分程度で終わります。
眼をキョロキョロすると検査結果が上手に出ないこともあり、集中力がいる検査のため、定期的に検査をされている患者様のほとんどが「この検査、苦手やわ」「嫌いな検査やー」と言われます。なかなか大変な検査で疲れると思いますが、うまく検査ができているかは気にする必要はないので、前向きに検査していただけると良いかと思います。
私は、眼科に勤めるまでは「見にくいと眼鏡やコンタクトをつければ見える!」と単純に思っていましたが、眼の中にもたくさんの血管や神経があり、眼にもいろんな病気があることが分かりました。
当院の視野検査は、火・水曜日の午後に行っていますが、事前に医師の診察が必要になりますので、気になる時はためらわず相談して下さいね。