社団一葉会佐用共立病院

コラム

コラム(リハクラブふたば 作業療法士 嘉味田)

2025/07/01

 7月となり日に日に気温も高くなり本格的に夏を迎えようとしています。リハクラブふたばで作業療法士をしております嘉味田です。コラムを書く機会をいただいたので、リハクラブふたばについてゆるくご紹介いたします。

リハクラブふたば(以下ふたば)は2019年7月1日にオープンしました、通所リハビリテーションの施設です。現在は2025年なので7月で6周年を迎えました。当施設はありがたいことに開設から少しずつご利用者が増え当初の定員は25名でしたが、いつの間にか30人に増え現在では満員となっています。ありがとうございます。利用をされている方の登録数も100名を超えています。こちらもありがとうございます。

 なぜふたばがご好評いただいているのか。職員目線で考えることがあります。ご利用者からは「リハビリができるから」「送迎をしてもらえるから」「お話ができるから」と、大抵この3つの感想が多いように思います。しかし、個人的に思うことがあります。ふたばのような集団の場において、継続してご利用をしてもらう大切な要素があると思っています。それは場の雰囲気。朝からふたばで長い時間過ごす中「時間が長いなぁ。早く帰りたい。苦痛だ」と思われてしまってはいけません。そう思ってしまわれる方はすぐに辞めてしまいますよね。良く言い過ぎかもわかりませんが、ふたばは雰囲気が良い。そしてとにかく明るい。そして適度に賑やかなんです。うるさいと思われることもなく、しーんとしていることもほぼありません。ご利用者間の交流も非常に多く、逆に人と話をすることが得意ではない方も、適度に職員がそっと近付きコミュニケーションを取らせてもらっています。このように居心地の悪さや不快に感じる要因が少ないのではないかと思っています。この要因ってなかなか気付きにくい要因ではないでしょうか。実際に「ふたばにいると落ち着く」「ふたばにいるといっぱいお話ができて楽しい」と言ってもらえることは多いです。

 少し堅い話をしますが、心理学によると人は集団の中に置かれると自分の居場所を見つけようとします。その居場所とは自分がその場にいて良いと感じられる場所、自身に害はなく不快もなく落ち着ける安心できる場所だそうです。その居場所を確保して他者と交流を図り自身の居場所を広げていくようです。当然この事柄はご利用者全員に言えることではありませんが、的外れではないように思います。この“自身が安心して居られる場所“を作ることが継続して利用をしていただく、基本となる大切な要素であると感じています。「ふたばに来るとホッとする」「ふたばに行けると思うと前の日からワクワクする」といった大変恐縮ですがありがたいお言葉もいただくことがあります。

 これからもご利用者1人1人に合わせた適切な環境を提供し、頑張ってリハビリを取り組んでいただき更に元気に自分らしい生活を送ってもらいたい!と職員一同思っております。あくまでも通所リハビリであるのでリハビリが主となりますが、「最近人とお話をすることが少なくなったなぁ」「家にいるといつもじっとしているなぁ」と思われている方。リハクラブふたばはいかがですか?一緒に楽しい時間を過ごしながらリハビリしてみませんか?このコラムを読んで見学に来られた方には特典があるとか…冗談です。すみません。特典はありませんがいつでも心よりお待ちしております。

 

   
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