いよいよ冬将軍の本格的な到来でございますが、このコラムをご覧の皆様は体調を崩したりされていないでしょうか?
昨年4月より歯科部長として就任した歯科医師の松本昌大と申します。
軽く自己紹介をさせていただきますと、1984年姫路市生まれの39歳で、18歳まで地元姫路の姫新線沿いで育ち、昨年まで約20年間大阪に滞在し大学・大学院通学、大学病院勤務をしておりました。今回の赴任にあたり、約20年ぶりに姫新線沿線に凱旋いたしました。
今回は私の大学院での研究テーマでもあった「歯周病」に関して、少しお話をさせていただければとさせていただければと考えております。
歯周病は、原因となる「歯周病菌」に「感染」することで発症する「感染症」です。世界で一番感染者の多い感染症ともいわれており、現在このコラムをご覧になっていらっしゃる方々の中にも、歯がぐらぐらする・歯ぐきから血が出るといった歯周病の症状に悩まされている方は多いかと存じます。
最近では、心筋梗塞や動脈硬化、糖尿病、脳梗塞、肺炎、アルツハイマーといった恐ろしい疾患と歯周病との関連性が報告されており、特に高齢の方々にとって歯周病の進行を阻止することがとても重要になっております。
(画像は日本臨床歯周病学会HPより)