社団一葉会佐用共立病院

コラム

コラム(歯科 崎濱)

2021/06/06

こんにちは。帰り道に鹿をよくみかける季節になりましたね。 歯科で歯科技工士として働いている崎浜です。 歯科医師と歯科衛生士はよく知られていますが、 歯科技工士という職業はご存知でしょうか?
僕は 18 歳の時に両親にこの仕事を勧められるまで、全く聞いたことがありませんでし た。 歯科技工士とは、入れ歯や被せ物を作ったり、矯正装置やナイトガード、口の中入れる 「歯科技工物」を作ることが出来る国家資格の職業です。

歯科技工士は「歯科技工所」「歯科医院」「病院」で働く事が一般的です。 佐用共立病院は「病院」に該当するのですが、ここで歯科技工士が常駐して働くことによ る患者様への利点を、簡単に紹介したいと思います。
大きく三つが挙げられます。

1入院患者様の入れ歯を短期で製作出来る 通常の歯科医院では、義歯を製作する際に、1 ヶ月以上かかることが一般的ですが、急ぎ での作成が必要の場合、短期間での制作が可能です。

2義歯の修理がその日のうちに出来る
大きな修理の場合、1 週間近くお預かりしての修理が必要になる事があるのですが、当日 での修理が可能です。

3細かい所までこだわった技工物が製作出来る 患者様の要望を聞いたその場で、歯科医師と歯科技工士が密に相談して作成する事が出来 るため、できる限り患者様の要望に沿った形で補綴物を作成することができます。

日々歯牙模型や破損した入れ歯と睨めっこする日々ですが、完成品を装着した時、技工 物に対して違和感なく笑顔で帰ってもらえる事が、作り手としては何にも変えがたいやり 甲斐になっています。

「歯を失う時は失恋に似てる。いなくなった時に大切さに気付いても、もう遅い。」 総入れ歯の患者さんが言った心に残った言葉です。 歯も予防の時代。手遅れになる前に、定期的に歯科検診を受けて予防を心がけましょう。

   
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