社団一葉会佐用共立病院

コラム

コラム(歯科 歯科衛生士 阪本)

2024/09/03

連日の熱帯夜が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。歯科衛生士として歯科で勤務している阪本と申します。

 

 以前、当科の歯科衛生士の木村が、歯科衛生士の業務に関するコラムを書かせていただきました。ご覧になっていただいた方は、なんとなく歯科衛生士はどんなことをしている、というのを覚えてらっしゃるかもしれません。まだご覧になっていない方は2023年4月のコラムに掲載されております。併せて、歯科部長の松本先生のコラムも2023年12月に掲載されておりますので、そちらも是非ご覧ください!

 

今回は、佐用共立病院ならではの歯科衛生士の業務に関するお話をさせていただきます。佐用共立病院には、入院用の病床として一般病床だけでなく、「地域包括ケア病床」も設けられております。

 

地域包括ケア病床とはどういった病床かを簡単に説明すると、①急性期治療を経過し病状が安定した患者さん、②自宅や介護施設等で急性増悪した患者さん、③在宅療養に不安のある患者さん、これらの患者さんが在宅復帰するための治療、リハビリ、相談、準備を支援するところです(佐用共立病院ホームページより一部抜粋)。

 

佐用共立病院では、地域包括ケア病床に入所された患者さんは、入院時に歯科検診・口腔内清掃を受けることができます。その際に、歯やお口の不調があった場合は、入院中に可能な限りの治療を行えます(虫歯、詰め物、かぶせ物、入れ歯の修理など)。

 

普段はなかなか歯科に通院することが難しかった方も、歯科内包病院のメリットを最大限に活用し、入院中に必要な歯科治療を受けることができます。状況にもよりますが、入院中に新しい入れ歯を作ってから退院されるケースもあります。もちろん、すべて無料というわけにはいかず、必要な分の診療代は発生しますが、基本的にすべて保険内で診療を受けることができます。

 

また、週に一回は歯科衛生士による口腔ケア・口腔衛生指導を病棟で受けることができます。特に義歯やかぶせ物が必要ない方も、お口の中を良い状態で退院を迎えられるようなサポートをさせていただいております。

 

このように、歯科の外来を受診される患者さんだけでなく、入院されている患者さんの口腔内の環境の改善・維持を行うのが共立病院の歯科衛生士の役目でもあります。

 

今回のコラムでは、病院内歯科に勤務する歯科衛生士のお仕事に関してのお話を少しさせていただきました。次回以降は、普段の歯磨きに関するワンポイントアドバイスや便利グッズなども紹介する予定ですので、是非そちらもご覧になってくださいね!

 

 

<過去の歯科コラムはコチラからご覧いただけます>

2023年4月コラムを読む
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