もうすぐ紫陽花が咲き始める季節になりました。私の暮らす地域では農道沿いにたくさん紫陽花が植えられており、開花を楽しみにしています。

今月のコラム担当となりました、共立ヘルパーステーションの山口です。

私たちヘルパーは訪問介護員とも呼ばれ、日常の業務としてヒルハウスひとは、リバーサイドなかやす、利用者さんのご自宅などを訪問させていただいて、身体支援や生活支援といった介護サービス、具体的には食事の準備や入浴、通院の介助、掃除や洗濯、買い物の代行などをおこなっています。

利用者さんに関わらせていただく際には、身体的なケアだけでなく、心のケアも大切です。話し相手になったり困りごとや思いを聞いたりすることで、孤独感や不安を少しでも和らげることができたらと考えています。しかし、実際のところなかなか難しいこともあります。お手伝いが必要なことや、ものを置く場所、生活ルーティン等が利用者さんごとに異なるため、良かれと思ってしていることが時には不快感を与えてしまうことにつながるかもしれません。そうならないようにコミュニケーションをよく取り、相手意識を大切にしながら援助をおこない、利用者さんが安心・安全に生活できるよう心がけています。

時に、利用者さんから美味しい料理のコツを教えてもらったり、ためになるお話を聞いたりすることもあって楽しいと感じることもあります。また、家事についても経験が積めるのでスキルアップすることができ、家庭でも役立っています。何より、利用者さんやそのご家族の方から「ありがとう。」「助かったわ。」とお礼の言葉をいただくことは、大きな仕事のモチベーションになっています。これからも利用者さんと同じ方向を見て、楽しくお仕事ができればと思っています。