2026/06/15
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。歯科衛生士として歯科で勤務している大釜と申します。
これまでは、歯科における歯科衛生士のお仕事、地域包括ケア病床と歯科との関わり、歯周病に関するあれこれなどを歯科のコラムで紹介させていただきました。興味のある方は是非過去の記事もご覧ください!
今回は、佐用共立病院において歯科衛生士も参加している「チーム医療」のお話をさせていただきます。
歯科衛生士以外に歯科医師(松本先生)、耳鼻科の市川院長、薬剤師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、検査技師などが参加し、「NST(栄養サポートチーム:Nutrition Support Team)」というチームを組んでおります。
NSTというチーム名、なんとなくかっこいいでしょ?
NSTの活動内容を簡単に説明すると、低栄養や栄養管理が必要な入院患者さんに対し、様々な職種が垣根を越えて知識と技術を生かして栄養管理を実践しています。
食事の量や内容、形態などを検討して対象の患者さんにとっての適切な栄養状態を達成することを目的としております。そのチーム内では歯科衛生士や歯科医師は歯そのものやお口の中に問題点がないか判断し問題がある場合にはその解決に向けた対応を行っています。
例えば、患者さん本人はとても元気で食欲もあるのにまったく歯がないような場合はどうでしょうか?うまく噛むことができず、食べたものを飲み込みやすい形態にすることができなくなってしまい、ほぼ丸飲みのような状態になってしまいます。これでは、消化不良になってしまい、栄養状態が悪化してしまうどころか窒息の危険性も高まってしまいます。
そのような患者さんにはまず入れ歯をつくることを提案します。入院中に入れ歯を上下とも作成することも可能です。入れ歯が入り、しっかり噛めるようになることで消化の効率も上昇し、食べられるものの種類が増えることもあるでしょう。
また、しっかり歯が残っている患者さんでも、お口の中の汚れが目立つ場合などは、誤嚥性肺炎のリスクも高くなってしまいます。そのような場合は口腔ケア、口腔内清掃により環境改善、リスクの低減を図ることもできます。
このように、食べ物そのものだけでなく、それを取り入れるための最初の入り口であるお口の問題点の解決を検討することで、NSTの一員としてしっかり貢献させていただいております。
入院に際して、お口の問題点に関して不安を覚える患者さんも多いかと思いますが、佐用共立病院の歯科では可能な限りその問題の解決に努めますので、どんな些細な事でもかまわないのでお気軽にご相談ください。
今回のコラムでは、チーム医療における歯科衛生士のお仕事に関してのお話をさせていただきました。
次回以降のコラムも是非お楽しみに!
